新しい働きかたを支えるコミュニケーション ~ ChatWork 山本正喜 x SonicGarden 倉貫義人

新しい働き方を支えるコミュニケーション | ChatWork 山本 正喜 x SonicGarden 倉貫 義人

第5回 リモートワークのもたらす多様なライフスタイル

倉貫

山本さん自身は、リモートワークはされないんですか?

山本

僕自身もよく在宅とかはしますよ。ちょうど子どもが産まれたばかりでして。

倉貫

それはそれは、おめでとうございます(笑)。

山本

ありがとうございます(笑)。ちょうど3カ月ぐらいで、産まれたばかりで。いろいろと、奥さんのほうからトラブルがあったときとか、「ちょっと在宅にしてよ」みたいなときや「午前中在宅にします」とか、そういうのはわりと柔軟にやってますね。

倉貫

育児休暇のような制度は、会社的にはあるんですか?

山本

育児休暇は正式なものはやってはいないですけども、今後やれたらいいなとは思ってますね。出産のときは出産立ち会い制度っていうのがあって、その前後は帰省していいよみたいな感じです。

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倉貫

ああ、その時期は奥さんの近くにいたほうが安心ですしね。

山本

そうです。それで立ち会ったメンバーは何人かいますね。

倉貫

育児休暇って何日休むんだみたいな話になって、何日か休んでまたオンにするみたいな、そのオン・オフが結構はっきりしすぎじゃないか、と僕なんかは思っていて。

山本

分かります。

倉貫

育児休暇って言わずに、育児中は1日1時間だけ仕事をするとか、ちょっと調子がいいときは2時間仕事をするとかっていう切り替えができるようになると、みんな幸せなのかな、と。

山本

そうですね。子どもを送る時間だけ抜けて、あとは仕事したり、ポイントポイントで繋がっていればいいので。そこをちゃんと成果ベースで評価できる仕組みとか、そのあたりもきっちり整えていく、これから最適解を探っていくべきなのかな、と。

倉貫

僕らがリモートワークをやってて感じているのは、オン・オフの切り替えが小刻みにできるということですね。家で仕事をしているときとかは、お昼に家族と外にご飯を食べに行くとか、うちの社員だったら、夕方、毎日16時ぐらいにチャットから消えるんですけど、洗濯物を取り込みに行くとか、それは完全にオフだよねみたいな(笑)。

山本

(笑)

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倉貫

これまでは、朝9時に会社に来てオンになって5時半になったらオフになるって、1日に1回しかオン・オフがないっていうのが従来でしたけど、リモートワークで新しい働き方になると「今からオフ」って自分が言えばオフだし、「オン」と言えばオンになるみたいな、わりと小刻みにオン・オフができるなみたいな感じがするんですよね。

山本

そうですよね。そこが本当にツールの進化とか、環境の変化とかがあると思うんですけど、リモートワークによって、すごく多様なライフスタイルが可能になりますよね。

倉貫

いや、本当にそう思います。

山本

「ここを1時間だけ抜けられれば、私の生活はすごい楽になるのに」っていうのが、今までだったら我慢しなきゃいけなかったりとか、そういうことができるようになるのは非常にいいことで、そこは会社側も受け入れられるような、そういう価値観というか、常識っていうのが、今後広がっていくと思いますけど、もっと広めていってもいいのかなと思いますね。

倉貫

ええ、リモートワークなんてわざわざ言わなくても、当たり前の価値観になっていくようになれば、誰もが自分らしく働けるようになりますよね。新しい働きかたを、ぜひ広げていきたいと思ってます。