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第1回から読む
今、事務局は何人ぐらいで回されてるんですか?
今、理事を除くと8人で、理事を入れると11人。
その人たちがリモートでコミュニケーションを取りながら、そこに加えて全国のインストラクターの人たちもいるわけですね。
そうですね。
インストラクターはなんとなくわかりますが、日々の事務局の人たちの仕事って、リモートワークで、どういうスタイルで仕事をされてますか?
不思議ですよね(笑)。
たぶんリモートワークを知らない人たちからすると、事務所がないのに事務の仕事が回るってどうしてるのかなって思うはず。教えてもらっていいですか?
事務局の1日で言うと、朝メールから始まるんですよね。
朝メールっていうのは?
朝「どんな業務を何時から何時にやります」というのと、そこに近況を入れてタイムカード代わりに送るんですよ。
それは誰に送るんですか?
全員が入っている「タイムカード」っていうメーリングリストなんです。
(笑)
全員にそれが配信されて「この人は仕事を始めたんだ」とわかる。夕方も同じように、今日やったことをタイムカード代わりに夕メールを送ります。
分類の業務コードみたいなのがあって15分単位で書いてます。
だから、後で何にどれくらい時間を使ったかも集計できます。
それが勤務表代わりになって時給で働いている人は、それで計算するっていう感じ。
その人たちの仕事の指示や管理体制とかどうしてますか?
教室事業部とか、養成事業部とか、寄付とか、事業部制に分かれてます。その中で事業部長たちが自分たちで計画を立てて、遂行していきます。そこは指示待ちとかじゃなくて、自分たちが考えた計画通りにやっていくっていうことに尽きると思います。
チームごとに結構もう任せてやってもらってる感じですね。
そうそう。でも、ここまでくるのに、この(林)りえぞうさんがかなり導きましたね。。
年間計画と目標を立てて、それをちゃんとそれこそ月次で追っていくっていうのは、難しいし大変じゃないですか。
難しいです。今、お話を聞いているだけでちゃんと組織になっていてすごいなと思って。
りえぞうさんが仕掛け人なんです。事業部制にしたけど、事業部長も最初は予算っていっても「何にお金がかかるんだっけ?」というところからスタートして。四苦八苦して予算計画を作成して。
あと、「何で稼ぐんだっけ?」とか、そういうのを洗い出すところから、もうりえぞうさんが一緒に伴走して。最初のうちは結構難しかった。
そうなりますよね。
「そこをあなたに考えてもらいたいの!」って各事業部長に伝えて。
厳しい(笑)。
そうすると、でも、みんなだんだん分かってくるっていうか。今のこの団体に必要なものはなんなのかっていうのを、やっぱり観察するようになるし。その上で「じゃあ、今年度はここまでやろう」とか、できるようになってきて。
ここ、とても良い話ですね。
それで毎月、月に1回経営ミーティングっていうのをやってて。スプレッドシートをみんなで見ながら数字を比較して、「これはどうしてこういう数字になってるんだろうね」とか、そういうのを1個1個分析していくっていうのを、やれるようになりました。
素晴らしいですね。
最初はみんな結構つらそうだったけど(笑)。今は、楽しそうじゃないですか?。
今はつらそうじゃないですね。(笑)。
自分の仕掛けたことが結果になって出てきたりとか、そういう計画を立てたことによって、やっぱりそれがちゃんとうまくいって。計画をちゃんと立ててなかったらここまでの成果はでなかったよねっていう手応えが、分かってきたから。
この事業部に分けて、自分たちで考えるようにしていくのって、簡単そうに見えてとても難しいことなんですよね。それが実際にできたのは、本当にすごい。それに、自分たちで考えて遂行していけるのって、やってる人たちも楽しいはずですよね。
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