政府も注目! ワーケーション勉強会 in 和歌山 イベントレポート

ワーケーション。「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語で、仕事と休暇を同時に行うという働き方が最近注目を浴びています。最近では民間だけでなく自治体もワーケーションに注目し政策を行なっているところもあります。今回は和歌山県、日本テレワーク協会共催の「ワーケーション勉強会」に参加してきました。

和歌山県はワーケーションへの取り組みがアツい!

今回、和歌山県、日本テレワーク協会共催の「ワーケーション勉強会」に参加するため和歌山県白浜にやってまいりました。働き方やテレワークの勉強会は聞いたことがありますが、ワーケーションの勉強会は聞いたことありませんよね。一体どんなものなのでしょうか?

和歌山県はワーケーションに対する取り組みが盛んで、以前私も和歌山でワーケーションしたことがありますが、私たちがワーケーションしている和歌山県の方がわざわざきてくださり、お話したことを覚えています。それくらい熱心に取り組まれているんですよね。

白浜はもちろん、その他の観光、食事も充実しておりワーケーションがしやすい和歌山。私も前乗りして白浜の美しい海を歩きました。

ワーケーション勉強会?

会場に到着するともうすでに多くの参加者が。関西だけでなく関東や沖縄、様々なところから参加者がきていました。

初めは和歌山県情報政策課の天野様のお話。そもそもワーケーションとは何なのか、和歌山県がワーケーションに対する取り組みとしてどんなことをしているのか詳しく説明してくださっていました。

今後この勉強会は続けていく予定だそうで、この会を通じてワーケーションに対する理解が深まるとともに、ワーケーションを通じた人の繋がりを作っていけたらとおっしゃてました。

次に登壇したのは株式会社南紀白浜エアポート様。社名の通り南紀白浜空港の運営を行なっている会社です。ワーケーションを盛り上げていくためには自治体の力だけではなく、民間も足並みを揃えて行かなければならないと語っていました。そのために空港は何ができるのかということを日々考えられており、ワーケーションに対しての真剣な姿勢が伺えました。

ハード面でのサポートだけでなくソフト面でのサポートを

お次に登壇したのは、(株)ライジングフィールド代表取締役の森様。和歌山県以外のところはどのような取り組みをしているのかというお話です。森様はライジングフィールド軽井沢というアウトドアリゾートを運営されていて、そこで自然を通じた体験学習の場づくりを行なっております。

ライジングフィールド軽井沢は企業の研修施設として使われたり、ワーケーションのイベントなども行なっているようです。

森様のお話の中で印象に残ったのは「ワーケーションする人をふやすにあたってデザイナーを呼んでおしゃれなコワーキングスペースを建てること自体には意味がない。」「ハード面のサポートよりもソフト面のサポートが必要。」というお話です。これ、陥りがちですよね。立派な建物やツールを準備して満足してしまう。本質は何なのか?ということを常に考えていきたいですね。

総務省も注目

最後に登壇されたのは総務省行政評価局総務課長の箕浦様。私たちの働き方が昭和から平成にかけてどのように変わっていったのか、またこれからどのように変わっていくのか。ワーケーションの根本にあるテレワーク・リモートワークにとどまらずICT革命の下で社会のパラダイムはどう変化していくべきなのかにまで立ち返ったお話をされていました。

最後に希望者によるライトニングトークが行われ、私もトークしてきました。
・私たちの会社が全社員リモートワークの会社である
・私個人としてもテレワークを活用し、年間の約半分を旅先で過ごしていること
という話をさせていただきました。

閉会後の意見交換会もたくさんの方とお話をさせていただき、面白い話をたくさん聞くことができました。

まとめ

今まで私はただの「ワーケーションをする人」でしかなかった私ですが、思っている以上にワーケーションという働き方が浸透しはじめていることが肌で感じられましたし、「ワーケーションを盛り上げようとしている人」の取り組み、お話を聞けて、これは大きな波がくるのではと期待がもてる内容でした。

リモートワークラボとしては、ワーケーションの土台になるリモートワーク、テレワークをもっと普及させ、より多くの方がワーケーションを楽しめるように活動していきたいなと思いました。

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この記事を書いた人

野本 司

リモートワークラボ編集長。株式会社ソニックガーデンに入社する前のインターンシップから現在まで、ずっとリモートワークで働いている。趣味の旅行を兼ねて国内外を飛び回りながら働く生活スタイルをしている。