リモートワークは「時間対成果」で評価する

(最終更新 2018/08/08)

リモートワークで働く人を適切に評価するには、その評価基準自体を、従来の形から変える必要があります。

現在最も一般的な評価基準は「成果」+「労働時間」です。この評価基準だと、オフィスに長くいる人ほど評価されやすいという、日本に古来からある問題に行き着きますし、そもそも時間的な制約や通勤に関する制約のあるリモートワーク社員は不利になってしまいます。

リモートワークでの労働に対して適切な評価を与えるためには、より「生産性」に特化した評価基準にシフトすることが必要です。そしてこの評価を変えることが、働き方そのものへの改革につながることになります。

「成果を出すためにどれだけ働いたか」ではなく、「働いた時間に対してどれだけの成果があるか」。この「時間対成果」での評価に変えていくためには、きちんとした成果の定義と、自分が実際に働いている時間がどれくらいなのかを把握することが大切になってきます。

「働く時間」を意識することは、働く場所がオフィスであっても、リモートワークであっても関係なく重要なことです。時間に対して効率的に働くことへの意識改革のために以下の2つの提案を参考にしてみてください。

1)オフィス内の無駄を取り除き、テジタルな環境を整える

アイディア
効率的に働くためには、作業(仕事)にかかる前にある障害を取り除く必要があります。

散らかったり無くしたりしやすい紙の資料を廃止し、過去ログが辿りづらいメールをやめてチャットに移行し、どこにいても必要な資料にアクセスできるようにクラウドサーバに変える。これだけでかなり効率良く仕事にかかれるようになります。

物理的にオフィスにいなくてもコミュニケーションが成立するように、例えばRemottyのようなバーチャルオフィスの仕組みを導入するのも尚良いでしょう。

2)セルフマネジメントを意識する

アイディア
「時間対成果」のためには自分で自分を管理する、セルフマネジメントが理想です。

ただしセルフマネジメントは急にできるようになるものではありません。まずは時間内に成果を出す意識付けをしてみましょう。例えば『F-Chair+』の導入。これは勤務時間を計測する機能に加えて、勤務時間中に不定期に自動で画面キャプチャを撮影し、クラウドに保存する機能があります。

リモートワークはもちろん、オフィスにいてPCに向かっていると、自席にいるだけで「働いている」と見なされてしまいがちですが、この不定期のキャプチャ機能を使えば、本当の労働時間が見えやすくなります。マネージャも逐一見張っている訳ではなく、お互いに信頼して働くための担保となりますね。

このように「働いている時間」と「何をしているか」を同時に管理できる機能を備えたツールを使えば「時間対成果」への意識改革がよりスムーズにできそうです。

まとめ

リモートワークを適切に評価するための基準を考えることは、働き方そのものの改革にもつながります。「時間対成果」の評価軸をもとに、限られた時間の中で成果を出す意識、そのために効率的な働き方を誰もが模索する組織の構築。この先にリモートワークがあり、さらに個人がもっと人生を自由に楽しみながら働く社会を実現することになるのです。

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