フルリモートのエンジニアでもチームで働ける環境を(後編) 株式会社カルテットコミュニケーションズ(PR)

リモートワークをもっと当たり前の社会にするために、「リモートワークは普通!」になっている会社を紹介していきます。

今回は名古屋にある、広告運用代行と、自社で開発したWebサービスの2つの事業を行うカルテットコミュニケーションズさんにお話を伺いました。

前半はこちら

和歌山県在住、リモートワーカー下田さんの一日

今、和歌山からリモートワークをされているとおっしゃっていましたが、大まかでいいので1日の流れを知りたいです。

下田

勤務時間は9時〜18時と決まっているので、場所は離れているんですけど普通の会社と一緒です。普通に朝起きて、顔を洗ったりとかして、9時ちょっと前からパソコンの前に座っています。Webシステムで打刻をして、休憩時間は同じなのでお昼12時になったらご飯を食べて、18時まで仕事をして打刻して終わるという感じですね。

普通の会社ですね。

下田

フレックスじゃないので、その辺は普通の会社と一緒ですね。

みんなが働いている時間が一緒だと、リアルタイムでのチャットとかはしやすいですよね。

金本

時間が同期しているのは、やっぱり業務を進める上では結構大事ですよね。なので、特に事情がなければリモートでも時間は同じです。

チャットツールは何を使われてますか?

金本

Slackですね。

下田

あと、朝にフォローアップミーティングと称してメンターと1on1でビデオチャットをしています。何かモヤモヤしていることや気になっていることがあれば、些細なことでもそのときに話すようにしています。

リモートだとコミュニケーションが難しいという声を聞きますが、相談できる時間があるというのはいいですね。

下田

最近は新しくリモートで入られた方がいるので、その人のメンターは僕がやっていて、夕方にビデオチャットで話しています。リモート同士なので即座に解決できないこともあって、そういう場合は次の朝にその内容を僕のメンターに伝えています。

間に入っているんですね。

下田

この辺はまだまだ手探りで上手くやれているのか分からないんですが、リモート同士でもメンタリングできる仕組みができれば今後スケールしやすくなるので、色々工夫してみようと思っています。こういう取り組みは多少独自性があるかもしれませんが、それ以外は普通の会社で働いている人と時間の使い方などはほぼ同じだと思います。

リモートワークに転換後の周囲の反応

ご家族の反応はどうですか?

下田

そもそもリモートワークを始めたきっかけが、僕の奥さんがちょっと精神的な疾患を抱えてしまって、それでリモートワークに変えたという事情があるので、夫婦共々とても助かっています。

奥様も安心ですね。

下田

和歌山に移住したのもそれがきっかけで、奥さんの実家が近くにあるからなんです。もう何するにしても奥さんの安心が一番じゃないと僕何もできないので。

優しい。素敵な考え方ですね。

実家とか、周りの方の反応はどうですか?

下田

隣の家の人とかからは、旦那さんずっと家にいますけど...って不思議に思われてはいると思います(笑)

確かに(笑)車ずっと停まってるとか、結構チェックされますよね。

下田

そうですね。宅配便とか毎回受け取るし(笑)

でも少なくとも家族は幸せというか、よりよい方向にいっていますもんね。

下田

奥さんの両親も以前はだいぶ心配していたんですけど、今は僕が家にずっといるし、和歌山に引っ越したということもあって、随分安心してもらえたみたいです。

リアルなコミュニケーションの重要性 月1出社

下田さんはフルリモートですが、今日のように会社に出社することもあるのでしょうか?

金本

はい。月1回くらいは出社してもらうという形をとっています。他のチームメンバーとのリアルなコミュニケーションが最低限それぐらいは必要だろうと。出社日には、極端な話、コミュニケーションをとるためだけに時間を使ってもらってもいいぐらいに考えています。

それは大事ですね。

金本

下田の場合、最初は1泊して2日間出社という感じだったんですけど、本人からもう少し出社機会を増やしたいという相談があったので、最近は2泊に延ばしてみたりとかある程度本人の裁量で自由に調整してもらっています。システム開発部の有志で月に1回飲み会をやっているんですけど、大体その日に合わせて出社してもらっていますね。

飲み会のために?

金本

飲み会の調整が先にあって、日程が決まってからそれに合わせて出社する日を決めるという感じですね。

出張というか、飲みに来ている感じですね(笑)

下田

もう、毎回飲んでいます(笑)

金本

普段1人でリモートワークしてる分、いつも飲み会にかける情熱がすごいですね(笑)一次会が終わって下田を見ると、「誰かもう一軒行かないんですか?」って感じで何かそわそわしています(笑)

下田

「今日、僕和歌山から来たんですけど」って(笑)

仲がいいんですね。離れているとはいえ、一つのチームとして働かれている感じがします。この会社のどこが好きですか?

下田

まず技術力がすごく高いということ。あとは、とにかく良い人が多いんですよ。びっくりしちゃって。

金本

それはすごく言ってくれますね。多分、お互いにリスペクトし合う文化があるということなんじゃないかなと思います。個人間だけじゃなく部署間でも、他職種に対するリスペクトがあって、良い関係が築けているなと思っています。例えば、営業部と内勤部門って割といがみ合いになりがちだと思うんですが、うちではお互いの専門性をリスペクトして認め合っているような空気を感じます。管理部に関しても、バックオフィス業務を一手に引き受けて会社全体を下支えしてくれている重要な部署という認識が全社的に浸透している感じですね。

下田

あと、利他的な人がすごく多くて。システム開発部だけじゃなく他の部署の人たちもそうですけど、何か「これできる人いない?」ということがSlackで上がっていると、「じゃあ私やります」という声が自然に上がるところがすごい。それってみんな心に余裕があったり、それが当たり前の文化になっているんですよね。

金本

そうですね。そこも文化として上手く根付いているところかなと思います。弊社の経営理念が「忘己利他(もうこりた)」という言葉なんですよ。自分のことよりも常に他人の利益を行動原理にしましょうねというような意味で。他人というのは同僚だったりお客さんだったり、もっと言うと仕事の関係者に限らず家族や恋人や友人、さらには社会全体など、常に誰かのためになることをしようという心がけを持ってくださいねというメッセージを、創業の時からずっと言い続けていて。ありがたいことにその価値観がある程度文化として根付いているのかなと思います。

オフィスに掲げられている経営理念

それが和歌山にいるリモート社員にまで伝わっているというのは、すごいですね。

採用試験からみる、リモートワークに適した人とは

リモートワークの社員を採用する時のポイントを教えてください。

金本

一番はやっぱり技術力ですね。特にリモートだと技術的なサポートをそこまで細やかにはしてあげられないので、最低限自律的に仕事を回せるぐらいスキルが高い人じゃないと今のところ厳しいかなと思っています。システム開発部は僕を除いた現場メンバーでいうと今9名体制なんですけど、9名で支えるには無理があるぐらいのかなり巨大なシステムを作っているので、オブジェクト指向を使ってしっかり設計したり、メンテナブルなコードを維持するということはすごく意識しているんです。採用の時にも、主にオブジェクト指向のスキルを実技試験で見させていただいています。実技試験をクリアしていただいた上で、改めて面接で人柄とか文化的なマッチングとかを見させていただく感じですね。あと実技試験の時に、日本語の記述試験というのがあります。質問に対して文章で答えていただくというもので、そこでドキュメンテーション力、テキストで物事を伝える力なんかを見させていただいています。

初めて聞きました、日本語の試験。でも大事ですもんね。

金本

そうですね。実際、技術的には合格ラインだったんですけど、文章のほうがちょっといまいちということで不採用とさせていただいた例もありました。基本的にコミュニケーションがテキストなので、そこを上手くやってもらえる方じゃないと仕事を円滑に進めていくのが難しいというのはありますね。

技術力が土台としてあって、その上にコミュニケーション力があるんですね。

金本

ただ、技術力の要求水準が結構高い上に、さらに文章力も必要ですという感じで、採用のハードルが高くなってしまっているのが課題ではあるんですよ。やっぱり求めるものが高くなればなるほど採用は難しくなっていくので。システム開発部でいうと、組織もまだ9人と小さくて新人の教育に割けるリソースがなかったり、そもそも体系立てられた教育のスキームもなかったりで、即戦力に近いくらいの人じゃないと受け入れるのが難しい状態なんです。この体制の未熟さが今の一番課題ですね。本当はもう少し採用のハードルを下げて、即戦力じゃなくてもポテンシャルで採用して、じっくり育てて数年後に戦力になってもらうみたいな体制が長期的には必要だと思っているんですが、ちょっと今はそれだけの体力がないという感じですね。

リモートワークを取り入れた成果は出ていますか?

金本

リモートワークを取り入れてから単純に採用のペースが加速しているので、成果は肌で感じてますね。ほんの1、2年前まで、採用どころか応募自体がほとんどなかったんですよ。まず応募をたくさん頂けるようにならないと話にならないということで、ここ1年くらい応募数をKPIにして、リモートワークのPRをはじめ色々な施策をやってきた結果、ここ数ヶ月は月に7〜8件ぐらいはコンスタントに応募を頂けるようになりました。システム開発部の一番のボトルネックはずっと人手不足なので、システム開発部の採用が加速すればその分だけ事業を加速できると考えています。なので、僕がCTOとして一番力を入れているのは、ここ数年はずっと採用ですね。

今後について

今後もいい人がいれば増やしていくという方向性ということですね。働き方や採用手法で、こういうのもっとやってみたいとか、将来的に考えていることは何かありますか?

下田

Slack転職の企画はよかったかなとは思います。

Slack転職?

金本

最近のエンジニアの転職市場のトレンドとして、Twitterで転職するとか、SNSで転職するみたいなムーブメントがあるじゃないですか。それに便乗してSlack転職というバズワードを作ったんですよ。応募する前の段階で社内のエンジニアチームのSlackに招待するので、そこで気軽にお話ししましょうというような取り組みですね。Slackはメールアドレスさえ頂ければ招待できるので、捨てアドでも何でもいいので匿名でSlackに入ってもらって、現場のメンバー相手に根掘り葉掘り何でも聞いてくださいという感じでやってます。

すごいですね。

金本

それがおかげさまでちょこっとだけバズりまして、「Slack転職っていうのをやってるって聞いたんですけど」というメールやDMを割とたくさん頂きました。Slack上で色々聞いてもらった結果、「だいたいわかりました、じゃあ応募したいです」と応募してくれる方も結構いたりして、割と成功した企画でした。一過性のバズで終わらせずに、ぜひ引き続き多くの方に活用していただきたいなと思っています。

応募者からすると、「こういう会社があるんだ」と認知してから「応募する」って決めるまでの期間があると思うんですけど、ここで実際に働いている人にSlackで話を聞けるというのは応募者にとって嬉しいですよね。

金本

そうだと思います。

下田

会社訪問のリモート版みたいなイメージですね。地方からわざわざ足を運んで会社訪問するよりも、間違いなくハードルは低いと思うので。

金本

働き方に関して今後どんなことをやっていきたいかという質問でしたが、何か新しいことをやりたいというよりは、出会った人と条件を折り合わせるためにどういう風にこっちが変わろうかということを都度考えている感じなんです。今月新しくリモートで入社した方も、同じフルリモート枠でも下田とは随分条件が違っています。例えば下田は9時〜18時勤務ですが、この方は1日の中で勤務時間帯をある程度柔軟にずらしながら働いてもらっています。入社前の時点から、子育ての都合でそういう働き方を望んでいるということを聞いていたので、チームの体制などを工夫して対応しました。前例はなくても会社側がこういう工夫をすればその条件は飲めるなといったことを常に考え続けることが大事なんじゃないかなと思っています。そういう新しい出会によって組織って変わっていくものかなと。

では、カルテットを受けたいと思っている人は、ちょっと自分の条件が合わないかもしれないと思っても、一度相談してみたほうがいいということでしょうか?

金本

あ、本当にその通りで、ぜひ相談してほしいです!今月入社したその方にも、面接の段階から「とにかく全部相談してください!」と口すっぱく言っていました(笑)勝手に諦めるのだけはやめてくださいと。

ありがとうございます。最後に読者に伝えたいことは、何かありますか?

金本

弊社はPHPをメインに使っている会社です。自分でいうのもなんですがPHPの会社の中ではすごく技術的にチャレンジできる環境だと思っています。今いるメンバーの技術レベルも高いし、やっている仕事もとてもチャレンジングな内容なので、PHPをメインに使っていきたいというエンジニアさんで、自分の技術力を磨いていきたい、成長していきたいという人にはすごくいい環境をご用意できると思います。転職をお考えの方はぜひ気軽にお声がけください!

本日はありがとうございました。

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この記事を書いた人

南谷有美
南谷有美

フリーランスのライター、カメラマン。保育園をつくる人。2018年5月に認可外保育園長を退いてから、各地を巡る旅人に。リモートで仕事をしながら、好きな場所で好きなことをして生活している。

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