場所も事情も違うのが当たり前。リモートワークこそがスタンダード 〜株式会社ラクロー(後編)

意見が言いやすいからこそ、伝え方を考える

オンラインの社内見学会というもあると…。

山崎

私が入社する前に、本当に自分がラクローという会社に合っているのか、を確認することができました。結構期間は長くて2カ月間ぐらい、朝会などの必要な会議に参加させてもらったりしましたね。

それ、雰囲気が分かっていいですね。

山崎

そうですね。とはいえ、入ってみなければ分からないことも多いですが、社内の雰囲気が事前に体験できるのは良かったなと思います。

定例ミーティングはありますか?

山崎

あります。毎日の朝会と、あと2週間に1回、各セクションの状況報告みたいなことをやっています。

朝会では、どんなことをお話しするんですか?

山崎

大体今日やることと、あとはその時の困り事や相談事みたいな感じですね。それ以上の必要なこと、「こういう機能があったら良さそうだね」みたいなのは、都度必要に応じて議論しています。

組織の雰囲気はどうですか?思っていることや意見はお互いに言いやすいですか?

山崎

すごくフラットな感じですよね。

及川

そうですね。

山崎

はい。すごい「アットホームです」っていう感じかっていわれると、そうでもないかもしれないですけど、逆にしゃべりづらいかっていうと、別にそういうわけでもなく。

及川

思ったことは率直に言うし、かしこまった場をつくらないと言えない感じということもないですよね。正しい表現かわからないですけど、「大人」が集まっている感じがします。

例えばクレーム対応みたいなことはどのようにやっていますか?

及川

クレームらしいクレームってあまりないんですよね。

山崎

基本的にお客様から出てくるのは、「こういった機能がほしいけど、今ないんです」という要望ものが1番多いですね。

システムが優秀なんですね。お客さんから要望があるとすぐ議題にあげるんですか?

山崎

そうですね。ただ、お客様から聞いてそのまま伝えるべきものと、1度自分の中で「これはこう言ってるけど、こうした方がいいんじゃないかな?」って変換する必要があるものは考えるようにしています。

エンジニア側としては、なんでもかんでもお客さんが言ったことを要望としてあげられてしまうと無茶苦茶になってしまうっていうこともありますし、かと言って、営業側からすると、「目の前のお客さんが困ってるんだから」という気持ちもありますから…。その辺のバランスって結構難しいですね。

山崎

そうですね。

でも、それこそカスタマーサポートの山崎さんの技術なんですよね。プロの言葉だ。

中抜けする時間が多くても、手間をかけずに労働時間を正確に把握してくれる

及川さんは、最近時短からフルタイムへ切り替えたとお聞きしたんですけれども、応募された時から時短での募集だったんですか?

及川

いえ、フルタイムで働くつもりで応募していたんです。応募当時は仕事のブランクが4年くらいあって、しかも息子もまだ0歳だったので、子育ての面でも仕事の面でも不安がありまして。そこを汲んでもらったのと、私自身がラクロー社に合っているかどうかを判断する期間を設けたいということもあり、1日3時間の短時間から始めることができました。すごくありがたかったです。

それは採用の時にそういう相談になったんですか?採用が決まった後?

及川

最初に、私が不安に思ってるっていうことは、応募書類に書いていたので、初回の面接で「短時間でどうですか?」と提案していただきました。

それが2019年の10月ですか?

及川

そうですね。

そこから8ヶ月、時短という試運転があって、整ったタイミングでフルタイムに舵を切ったと。

及川

そうですね。私が仕事の間は息子を育休中の夫に任せていて、徐々に仕事の時間を延ばしていきました。時短の間は家族の時間も大切にすることができてすごく有意義に過ごすことができました。その後、夫が育休から復帰するタイミングで息子を保育園に通わせ始めたのですが…慣らし保育の間…。

預けて30分くらいでお迎え呼ばれる時ありますよね(笑)。

及川

そうですね(笑)。

「私、まだ帰り道だけど」みたいな(笑)。

及川

予想以上に時間が取れなかったです。なので慣らし保育の間は、仕事をかなり調整してもらって、保育園に行っている間、息子が昼寝してる間、夜寝かしつけた後に少し…と、仕事ができる時間を見つけてちょこちょことやっていました。

すごい。大変でしたね。

及川

変則的な時間で、かなり柔軟に仕事をさせてもらってました。慣らし保育が終わって、今はフルタイムで働いています。

ちゃんと保育園に入れると、急に子供がいない時間が長くなってびっくりしますよね。

及川

ほんとにそうですね。しっかり時間が取れるようになりました。

4月までは、育休中の旦那さんがいらっしゃったにしても、家に0歳児がいる状態でお仕事をなさってたんですよね。

及川

はい。

それ大変ですよね。気持ちとか、諸々切り替えられました?

及川

しっかり部屋を分けてたのでなんとか。また自分でドアを開けて入ってきたりはしないので(笑)。

その頃は、1日のお仕事のスケジュールも、そうそう予定通りには行かないですよね。

及川

そうですね。たまにここだけ抜けてとか、その抜けた時間の分、後で夕方ぐらいにやってということもありました。でもそこはラクローで管理してたので…。こう、パソコンを閉じて開ければ記録されるので。

そうですね。これ、ラクローのいいところですね。パッと閉じれば、それで労働時間が記録される。

及川

労働者側でいちいち「この時間に中抜けしました」とか手で入力する必要がないので、気軽に抜けられますね。もちろん社内の人に「何時間抜けます」とか「何時に帰ります」とか報告はするんですけど、それ以外の手間がなくてありがたかったです。

他に、実際ラクローを使っていて良かったところはありますか?

山崎

とにかく打刻しなくていいっていうのは楽ですよね。前職の時は出退勤で打刻するのを忘れて、そのデータを後から直すのに「あれ、この日って直行直帰だったっけ?」って予定表を見に行って…のがすごく大変だったので…。地味なようで圧倒的に楽だと思いますね。

それ本当にいいですね。パソコンの動きに連動してるんですか?最初にログインする必要はあるんですよね?

山崎

厳密に言うと、起動した時とシャットダウンした時、スリープした時、スリープ解除した時、そういった「ON/OFF」の記録を取っています。あとは、パソコン本体だけじゃなくて、「メールをいつ送信しました」とか、Googleカレンダーなどの予定表と連携していたら、「何時から何時まで予定が入ってました」というのを一緒に表示して算出してくれるので、どこからどこまで見るのかは使いやすく設定することができます。

便利…!

山崎

(笑)

組織と人がどこへ行くのが最適か、一緒に考えながら変わっていける

これからお子さんが大きくなってきて、また働き方が変わる可能性がありますね。そのあたりもチームとしては臨機応変に対応する雰囲気がありますか?

及川

はい。実際、私、今妊娠中で。2人目を。

おめでとうございます!

及川

ありがとうございます。なので、産休に入って、そのあと育休を頂いて、予定では1年後また復帰させてもらって、たぶんその頃にはまた違う勤務体系とか必要になるかもしれないし。相談できる雰囲気があるので、ありがたいです。

いい感じですね、それは。子育てだけじゃないですもんね。怪我したとか、病気したとか、家族が倒れたとか。これから仲間が増える時にも、気持ち的にも対応しやすいですし。

山崎

そうですね。

組織って、ある程度のきまりがあった方がいいところもありますけど、中の人に合わせてアップデートしていく柔軟な気持ちは絶対に必要ですよね。今後ラクローをどう展開させていくか、自分自身も含めて展望のようなものはありますか?

山崎

勤怠管理サービスは世の中にたくさんありますが、PCログなどを利用することで「打刻の必要がない」というのはラクローならではの特徴だと思います。これからもユーザーにとって価値のあるサービスを提供していきたいと思っています。 顧客対応の方法についてもリモートだからこそ、いつでもすぐ顧客対応に応じられて、身近に感じてもらえる。そういう地元密着型みたいなスタイルでやっていきたいですね。

そうですね。どこにいてもすぐに繋がれるのがリモート対応の強みですもんね。及川さんはいかがですか?

及川

ユーザーにとって使いやすく、分かりやすいサービスとして成長させていきたいです。 私自身についてはこれから子どもが生まれそうっていうところで、具体的な時期の目標を立てるのは難しいんですけれども。子どもが生まれても仕事も頑張れるようになっていたいなって思っています。

これから社員も増えていくかもしれないし、それぞれ増えれば増えるだけの事情が生まれますし、その時に及川さんがひとつのロールモデルになれるということでもありますね。本日はどうもありがとうございました。

後編に続く

取材後記

最初から全員がリモートワークというだけあって、コミュニケーションの取り方やお仕事の方法などに無駄がなく、個々がちゃんとパフォーマンスを発揮しているという印象を受けました。お互いの事情やライフステージの変化にもちゃんと理解を示して、都度1番良い形を相談しながら模索できるのは、組織としてとても良い形ですね。
ますますのご発展をお祈りいたします!

(リモートワークラボ編集部)

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この記事を書いた人

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土佐光見

リモートワーク研究所研究員・ライター。 webショップの企画運営、web制作、ディスクリプションライティングを経験し、フリーランスに。リモートで働く二児の母。趣味は読書、観劇、俳句。

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