急遽導入したリモートワーク。それでも快適に続く秘訣は「ツールの使い分け」〜monoAI technology株式会社

リモートワークをもっと当たり前の社会にするために、「リモートワークは普通!」になっている会社を紹介していきます。今回は、Remottyを使ってリモートワークを100人単位で進めていらっしゃるという、monoAI technology株式会社の正木様にお話をお聞きしました。

2020年のコロナ禍を受けて、急遽リモートワークを全社に導入した同社ですが、現在も続くリモートワークは至って快適だと正木様はおっしゃいます。その運用方法や導入までの展開、導入した仮想オフィスツール「Remotty」の使い勝手などについてお話してくださっています。


正木 伸城

正木 伸城まさき のぶしろ

monoAI technology(モノアイテクノロジー)株式会社
新聞記者、一部上場企業のマーケティング統括部マネージャー・広報を経て、転職し、現職。13,000冊超の本を読んできた趣味を活かして、副業ライターとして執筆もしている。

コロナ禍を受けて、一気にリモートワークを導入

ではまず、事業内容を教えていただけますか?

正木

元々弊社はゲーム開発をしていたのですが、「モリカトロン」という子会社でAIの研究を始め、同時に別の子会社「モノビットエンジン」で多人数同時接続ミドルウェア「モノビットエンジン」を開発し、両者を組み合わせて、何千人といった規模で使える仮想空間ソリューションを提供し始めました。ゲームで培った技術で多人数が集まれるバーチャル空間を作ろうというものです。これが弊社の大きな事業のひとつです。 例えばコミケのような大規模即売会や展示会、ライブなどが開催できます。また、大勢といった規模でなくても、会議室やバーチャルオフィスや学校に至るまで、さまざまな単位でお客さんが同時に集まれる空間を開発しています。 加えて、AIの技術を生かしたQA事業(ゲームやソフトウェアやといった開発物などの品質全体を保証する事業)を展開しています。AIを併用しながら、ゲームのデータを解析し、不具合やバグを検出するテスト事業ですね。この2つの事業を柱にしてやっています。

「モノピットエンジン」のデモ画像

なるほど。そのテスト事業と多人数の仮想空間同時接続事業、従業員数はそれぞれどのくらいですか?

正木

多人数の仮想空間同時接続の方が大体100人くらいで、QAの方が150人くらいですね。

じゃあほんとちょうど二分しているんですね。

正木

そうですね。

リモートワークはいつごろから実施しているんですか?

正木

コロナの影がだんだん濃くなってきた(2020年)3月の末、東京都に緊急事態宣言が出される1週間くらい前に、通勤が厳しくなるだろうと予想して、一気にリモート化したんです。その前までも少しずつテストは始めていましたが、ここで一気にステップを進めました。ただ、郵便物が物理的に届いたりするので、その対応は必要ですし、QA事業では出社せざるを得ない社員がいます。

あーなるほど。

正木

彼・彼女らを除いて、一気にリモート化しましたね。その後も、思った以上にリモートにすることに支障がなかったので今も続けています。従業員は通勤時間の削減ができますし、会社的にも、通勤費用の削減など色々と有利な面があるので、お互いが合意の上でリモートワークは続けていくつもりです。

在席状況がひと目でわかるRemottyがぴったりだった。

リモート化にあたって、御社では弊社(株式会社ソニックガーデン)の開発した仮想オフィスツール「Remotty」を導入して頂いたのですが、Remottyに興味を持ったきっかけがあれば教えてください。
(※リモートワークラボを運営する株式会社ソニックガーデンでは、仮想オフィスツール「Remotty」の開発も行っています)

正木

チャットソフトなどにもない即時性が、弊社にとって1番ありがたい部分です。Remottyの場合、常に在席状況がわかるところが大きな特徴ですよね。

そうですね。

正木

リモートにして1番困ったのは、今席にいるかがわからない、勤務の状況もよくわからないということでした。チャット送ると30分後ぐらいに返事が返ってくるけど、いまいち仕事しているかが判然としない。また、緊急で連絡をとりたい時に、どういう手段がベストなのかが判断できない。チャットで話しかけても全然返事が来ないから、じゃあ電話をしてみようかな…とやっていると結構なタイムロスが生じます。そのあたりがリモートワークのテストの頃から問題になっていました。それで全社的にリモートワークを導入するちょっと前にRemottyを使い始めました。

Remottyの座席一覧

そうでしたね。確か最初にお問い合わせ頂いた時は…。

正木

リモートワークを導入するにあたって、今その人がどういうステータスなのかがはっきりわかるということを必要としていまして、そこに、常に席の状況を映してるというRemottyの仕様がピッタリ嵌まった感じですね。

なるほど、そうすると最初から欲しい機能に対するビジョンが明確にあったんですね。

正木

弊社の代表がRemottyを探してきたんです。「状況がわかるらしいからこれを入れたい」と。それ以外にも、社内に一斉周知するとか、複数の人間が同時に同じ情報を共有するということが、Remottyではできます。非常に優れているなと感じました。その度に新しく会話の場・ルームを作る必要がなく、即座に情報を共有することができるんですよね。本当に便利に使っています。

チャットワークなども使用されていると思うのですが、決定的な違いはそこですか?

正木

はい。チャットワークもSlackも使っているんですが、チャットワークだと新規のルームを作って、そこに全員を呼ばなければならないんですよね。それをあまりやりたくないという意見が続出したので。

確かにそうですね。グループをトピックごとに作っていると、例えば朝会をするためにわざわざルームを作ることになりますね。

正木

そうなんです。何人かで少し話したいと言う時に、まずルームを作らなければならない。その一手間がないという点がアドバンテージですね。

グループが無造作に増えていっちゃいますもんね。

状況に合わせてツールを上手に使い分ける。

今どんな形でリモートワークをしていて、どんな形でRemottyを使っているのかをお聞きしたいと思います。現在はテストチーム以外のエンジンのメンバーは全員リモートワークを毎日やっているのですか?

正木

ほとんどが出社していないですね。出社は5人くらい。

逆に5人の方は何のために出社していらっしゃるんですか?

正木

バックオフィス系の仕事のためですね。そこだけは、どうしてもというものがあるので。

なるほど。今Slackやチャットワークも使っていらっしゃるそうですが、Remottyとどのように使い分けているんですか?

正木

Remottyは主に全社的な周知に使っています。具体的には毎朝やっている朝礼のURLを配るとか、月に一度の全社会議などですね。会議の後にオンラインでの飲み会をやることもあるんですが、その企画なんかにも使っています。

なるほどなるほど。

正木

みんなそこに集まったら実際にはZoomに移動するんですけど、不特定多数の連絡には本当に便利ですね。

後は業務中に誰かに声をかけたい時に見るぐらいですか?

正木

それもあります。その上で、弊社は機密情報を扱うことが多いため、固いセキュリティが必要なやりとりは、チャットワークなどにガチガチのセキュリティを施して、そちらを使うようにしています。それらに関係のない雑談や会話によくRemottyを使っています。

そうなると、Remottyは全体の周知や雑談をメインにして、仕事上のそれこそ顧客名が出てくるような情報は、チャットワークやSlackを使用しているんですね。

正木

そうです。Remottyは気軽に使いたいんで、セキュリティをかけない運用で使っています。

利便性も損なわない良い使い分けだなと思います。自分たちに合った運用方法を考えることができる、リモートワークの好例ですね。本日はどうもありがとうございました。

取材後記

リモートワークを導入すると決めてからのスピード感や、上手にツールを使い分けて、会社の文化に合った快適な方法を編み出しているところなど、さすがの柔軟さだなと感じました。「仮想空間ソリューション」、とても興味深い事業です。
ますますのご発展をお祈りいたします!

(リモートワークラボ編集部)

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この記事を書いた人

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土佐光見

リモートワーク研究所研究員・ライター。 webショップの企画運営、web制作、ディスクリプションライティングを経験し、フリーランスに。リモートで働く二児の母。趣味は読書、観劇、俳句。

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