テレワークはマネジメントが要!3つの課題と解決策

テレワーク、マネジメントのコツは?

せっかくテレワークを導入しても、うまく稼働しなければ意味がありません。テレワークを上手にマネジメントするには、予想される最も大きな課題に対して、しっかりと解決策を打ち立てておくことが重要です。テレワークで上がりやすい3つの問題と、その解決策をご紹介します。

上司が評価してくれない!→評価基準の確立とマメなコミュニケーション

目の前に部下がいるオフィスとは違って、テレワークになると勤務実態が把握しづらくなります。どうすれば公正な評価になるのか上司側としては悩みどころですが、実はテレワーカー側からも、「評価が正しく得られない」という悩みが噴出しやすくなります。


同じ空間にいた時代は、軽い相談や声がけが常に無意識に行われ、その総合的な「印象」が成果への気づきや評価に繋がっていました。しかし空間を別にした場合、それらが全て失われてしまいます。


これを解消するためには、意識的にコミュニケーションの機会を作ることが必要です。日次や週次で成果報告のミーティングを設ける、疑問や進捗などをチャットに残すなど、お互いに成果や進捗が目に見える状況にしておくと良いでしょう。また、「成果」を評価の中心に据える評価方法にシフトし、オフィスワーカーとテレワーカーで差が出ないようにすることも大切です。

孤独を感じる!→どこにいてもコミュニケーションが取れる環境作り

リモートワーカーは物理的には孤独です。すぐ目の前に同僚や部下がいない、他者とのちょっとしたコミュニケーションがない、これだけで人は孤独を感じやすくなります。特にオフィスが中心で、テレワーカーがチーム内で少数派である場合、孤立してしまうことも少なくありません。


これを解消するためには、「どこにいてもコミュニケーションが取れる」環境を作ることが有効です。例えばweb上にオフィスを形成する「Remotty」や「Sococo」に代表されるバーチャルオフィスツール。メンバーの在席状況や掲示板、チャットなどがひとつにまとめられていて、どこからでも「オフィス」につながることができます。これにweb会議ツールを組み合わせれば、顔を見て話をすることも可能。ツールを整えたら、あとはそれらを使う習慣を整えるだけです。チャットや掲示板に成果や進捗、疑問質問などをどんどん書き込み、会議は全てweb会議に。雑談のチャンネルを作って、なんでもないことをつぶやきあうのも良いでしょう。どこからでもコミュニケーションを取れるチームであることが非常に大切なのです。

テレワーカーが「二の次」になってしまう→テレワーカーを基準とした意識改革を

テレワークを導入しても、突然メンバーが全員テレワーカーになるというケースは稀で、多くのオフィスにおいてテレワーカーは少数派になります。ここでオフィスを中心とした考え方を変えずに、オフィスだけでの決定事項が頻繁に生じたり、必要な情報が共有できていなかったりしていると、テレワーカーはどんどん孤立してしまい、結果的にチームの生産性が下がってしまいます。これを解消するためには、テレワーカーを基準とした意識改革をする必要があります。コミュニケーションは全てweb上で行い、仕事に関わる会話や資料は、チーム内の誰もがアクセスできる場所にアーカイブしておく。これを上司から徹底することが鍵となります。

どこにいても「チーム」であることを意識する

同じ空間に存在しなくても、テレワーカーは一緒に働くチームメイトです。どこにいてもチームとしての一体感があるか、情報からあぶれている者はいないか、これを意識したオフィス作りが、テレワークのマネジメントをスムーズに進める近道になります。これからテレワークの導入を意識している、なんとなく普及していない、という会社はぜひ再考してみてください。

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この記事を書いた人

土佐光見

リモートワーク研究所研究員・ライター。 webショップの企画運営、web制作、ディスクリプションライティングを経験し、フリーランスに。リモートで働く二児の母。趣味は読書、観劇、俳句。