カンガルーも見慣れてきました 旅するプログラマー カズさんの生存報告(6)

この企画では旅人プログラマー田中 一紀(通称カズさん)がオーストラリアで3ヶ月に渡って「旅」と「働く」を同時に行うワーケーションに挑戦します。現地からの生の声を日記形式でお伝えいたします。
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2018/01/29 アデレードに移動

いやー、シドニー蒸し暑かった。アデレード、メルボルンはそんなに湿気が無かったのにちょっと北東に移動したらこんなに湿気が多くなるとは…。東海岸には何かあるのか?

次の車をGETするためにシドニーから飛行機でアデレードに移動しました。今回の相棒は、見たことがあるあの車です。そう、デス・ロードでお世話になったランクルです。

前回よりちょっと使用感がある車なので、兄貴分になるのかな。ということで兄貴号と命名。すでに前回お世話になっているので勝手知ったるなんとかです。今回の車旅は目的地のパースまで最長記録更新の約3,000キロ強の道のりを8日間でクリアします。

しかし今回の旅、少し不安が…。レンタカー屋の店員が頼んでもいないのに緊急用のGPS端末を手渡してきました…。

「何かあったらこのレバーを引くんだぞ。緊急時以外は絶対引くなよな。」(ハイ、できれば私も使いたくないですw)

西部ってそんなに危険なのかな…。今回は保険を厚めに掛けておきました。(ちょっとチキン)

アデレードといえば、そう、カールソンがいる街です。(過去ログを参照ください)車をピックアップした場所からすぐ近くだったので寄ってみましたが、あいにく日曜日だったためジムはクローズしてました。残念…。FBでジムに寄った証拠の写真とコメントを残しておきました。

今回の旅ですが、地図をみてもパースに着くまで大きな街が見当たらないので少し慎重に多めに物資を揃えました。1週間くらいなら遭難してもどうにかなるだろ…。

さあ、出発です。

ではでは。

2018/01/31 カンガルーも見慣れてきました

人間の慣れというものは酷です。この旅の当初、あれほど渇望していたカンガルー…。当たり前のように見かけるようになった今では「またカンガルーか」という、もはやどうでも良いような扱いです。ゴメンねカンガルー。

でも今、次のターゲットが現れました。コレなんだろう?すげー気になる。。

アデレードを出発し、2日かけて南オーストラリア州の端までやってきました。まぁ、景色は単調です。ひたすら小麦畑と牧場らしき草原の中を走り続ける毎日です。

ところどころで小麦の貯蔵所らしき建物もあり、今の所人の存在感が感じられて
危険な旅の匂いは今のところ感じません。携帯の電波も辛うじて繋がってますし…。

このような建物が一定の距離ごとにあります。

しかも道中にこんな絶景ポイントがありました。

そしてそんな中また奇跡が起こります。兄貴号の弟、そう、私がデス・ロードでお世話になったあの相棒に偶然再会しました。

兄弟揃った写真。(ナンバーの番号が間違いなくあの元相棒です)ドライバーに聞いたところ同じアデレードから出発で目的地もパースと全く同じルートだそうです。ただ日程が私より2日短い(6日間)らしい…。

6日間ではさぞタイトな運転スケジュールだろうに…。(ご苦労様)しかし広いオーストラリア、こんな偶然があるのはホントに驚きです。

ついにオーストラリア最大の州、西オーストラリア州の入り口に辿り着きます。しかし驚いたことに州境に検疫所が設けられています。(同じ国だけど連邦国家なので州ごとにルールがあるんでしょうね)

説明を聞いたところ、植物、種子、はちみつなどの持ち込みが禁止されているそうです。自分の列の前のキャンピング車は積荷まで降ろさせられて、お姉さんが憮然とした態度で荷物を開けています。

その様子を見て、積荷を徹底的に調べられるのかなぁ、と覚悟を決めていましたが、いざ自分の番になると助手席と後ろの冷蔵庫の中を軽く確認してあっけなく終わってしまいました。(ハンバーガー用に買ってあったカットレタスのみ押収されましたw)

たぶん前の車のお姉さんは、検査官の逆鱗に触れるような対応をしたのでは?たぶんそうだ、きっと…。(こういう場合は素直な対応がイチバン)検疫も押収品はありましたが無事通過です。

普段情報があまり入ってこない未知の西オーストラリア州。何があるのか楽しみです。

ではでは。

2019/02/03 西オーストラリアに入りました

西オーストラリアに入ってから、原野の中の一本道をひたすら西に車を走らせています。地平線しか見えない大地の一本道を車で走る経験などなかなかできるものではありません。

スゲー長い直線道路なんかがあったりします。しかしこんな一本道にも問題があります。それはLoadTrainです。このLoadTrain、多車両連結のトレーラーなのですが、積み荷の状態で挙動が変化します。

まず積荷が満載の場合、ちょっとした上り坂があると行く手を阻む邪魔者に変化しますwしかしこのモンスター、全長が30メートルを超える超巨体です。追い越しはもちろん命がけになります。追い越し中に対向車が見え始めた時は冷や汗モノですw

その一方、空荷の時は恐怖です。運転手もプロです、すげースピードであの巨体を操ります。対向車ですれ違うときの風圧は、ほぼ空気の壁です。かなりの勢いで車が押し戻されますので必死にハンドルを握りしめます。(中央分離帯なし片側1車線づつの交互通行です、車間が近い…。

また同じ車線を走っていると、超安全運転モードの兄貴号を容赦なくを追い越していきます。あの超巨体ですので、車が吸い込まれそうな勢いです…。そんな感じであのモンスター共と戦いながら西に進みます…。

いろいろと期待していた西オーストラリアですが、今のところこれといった見どころもあまりなく、ひたすら目的地のパースに向けて運転をする毎日です。ただ、南西の海沿いには、ぶどう畑など果樹畑が多く、ワイナリーが非常にたくさんありました。後で調べたところ、西オーストラリア南西部はワイン造りが非常に盛んらしいです。ワイン通にはたまらない場所だったんですね。(私は酒は大好きですが、ワインを嗜まないのでスルーしてしまいました)

道中で唯一見つけた「wind farm」なる風力発電の綺麗な景色です

そんなこんなでとうとうパースに辿り着いてしまいましたが、パースに到着してすげー嬉しいことに気が付きました。

なんと、酒が安い!!酒好きの私にとってコレほど嬉しいことはありませんw今まで安いものでも$5(約400円)/本ほどで売っていたビールが半値ほどで手に入ります!今まで手にとってすげー躊躇していたのが、まったく悩まなくなりましたw

これが西オーストラリアのビール。しかも西オーストラリアでは血液中のアルコール濃度が0.05%未満での運転が合法らしいですw(いや、当然飲酒運転はしないですよ!w)

ビバ!西オーストラリア!!これからの旅が楽しくなりそうですw

ではでは。

2019/02/07 パースでの生活

パース、いい街です。どことなく札幌の雰囲気を思い出します。整然とした町並みでコンパクトに凝縮されていて、街からちょっと離れると人がいなくなるwそんな雰囲気が私はとても好きです。また以外にも日本人が多いです。観光地や街中で必ず日本語を耳にします

そしてパース、なせか日本食レストランが多いです。インスパイア系(ちょっと表現変えました)ではありません、正真正銘の日本食です。よって久しぶりに連日日本食三昧の毎日ですw(この後僻地に向かうのは確定なので今のうちに堪能しておきます)

特に今回見つけたラーメン屋は日本にあったとしても十分満足できる、かなりレベルが高い味を提供してくれます。この旅で大都市に滞在した際は必ず日本食を探して味わって来ましたが、ここまでレベルが高いラーメンは正直驚きました。皆さんもぜひパースに旅行に来た際は立ち寄ってみてください。

そしてパースならではのものですが、メルボルン滞在時にルームメイトが偶然パースから来ているオージーでしたので、これからパースに行くからオススメを教えてくれと聞いてみたところ、いの一番にでてきたのがクオッカでした。

パースからフェリーで1時間ほどの場所にロットネスト島という島があるのですが、現在はそのにしか生息しないという小さな珍獣です。

これがクォッカです。

この珍獣、下から見ると顔が笑っているように見えるので世界で一番幸せな動物とも呼ばれています。見た目はネズミなのですが、正式名がクォッカワラビーという名前なので、有袋類のワラビーの仲間ということだそうです。

一応野生だということなのですが、見つけて近づいてもお約束どおり全く逃げませんwというよりカメラを向けるだけでむしろ向こうから近づいてきます。初めはその愛嬌と物珍しさで見つける度に喜んで写真を撮っていたのですが、島にしばらく滞在していてわかったことは、人がたくさんいるところにクォッカが多数出没するということでした。そう、もうすでに完全な野生ではないのです…。なんとなく残念。

フェリーで島を後にする頃には、自分の中でクォッカはカンガルーと同じ扱いにまで成り下がってしまいましたw(クォッカさんゴメンね)クォッカはパースのアイコンみたいですので、パースに旅行に来た際は会いに行くと良いと思います。

ではでは。

2019/02/08 パースの図書館を紹介

パースの街をパトロールしてみました。

今パースは建物の新築やリニューアルなどが目白押しで、いたる所が工事中の状態です。数年後に訪れれば景色もだいぶ変わっているのではないでしょうか。(西オーストラリアの資源バブルはまだ続いているのかな?)

こちら西オーストラリア州立図書館。平日20時までやっていて重宝しました。

そしてこちらがパース市立図書館。

パースはシドニーやメルボルンに比べて近代的でモダンな建物が多い印象です。特に市立図書館の円柱形の建物はかなりモダンで内部もかなり凝った造りでした。今まで同様、館内の設備・環境はかなり良かったです。

旅も終盤に入りまして、いよいよパースを離れて移動することになりました。次の目的地はダーウィンです。今回の旅の最長の移動距離約4,300キロという道のりを10日間の日程で旅します。

そしていつもの手段で調達した旅の相棒はこちらの車です。

今までの車旅歴代の相棒の中で一番のポンコ…。もとい傷だらけの老兵ですwということで老兵号に名前決定。走行距離が60万キロ近くで年式も16年前という、とっくに償却終わってるだろ、という代物です。しかも古いだけならまだしも、とにかく老兵号、クセがすごい!

MT車なのですが、クラッチが重いしメチャメチャ近くて既に音まで出始めています。(下手すると滑り出すかも)そしてステアリングは全く真っ直ぐ走りません。常に左右どちらかに車が寄っていきます。また今までの相棒たちには付いていてくれたクルーズコントロールもありません…。

旅の終盤を締めくくる僻地(ここ重要)最長の道のりなのですが、かなり不安です。(途中で故障だけはホント勘弁…。)

ただ救いは装備が今までで一番揃っているということでしょうか。今回は車内にガスコンロ、冷蔵庫、キッチン、電子レンジまで備わっています。また天井も高いので車内で立つことができるので以外と快適です。

期間も距離も今までで最長の旅なので何事も起こらないように慎重に行きたいと思います。

ではでは。

今回の移動

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この記事を書いた人

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野本 司

リモートワーク研究所研究員 大学時代にアメリカとスウェーデンでの留学を経験後、新卒で2017年4月に株式会社SonicGardenに入社。入社前のインターンシップから現在まで、ずっとリモートワークをしている。趣味の旅行を兼ねて国内外を飛び回りながら働く生活スタイルをしている。