web面接でより幅広い採用を!ポイント&おすすめツールご紹介します

web面接、やってみませんか?

web面接とは、直接来社することなく、インターネット上で面接をすること。
リモートワークの浸透とともに、web面接にも関心が集まるようになってきました。web面接を利用すれば、遠方に住んでいる人や、事情で来社できない人、会社側で場所が確保できない時などでも採用活動を行うことができます。

今回は、そんなweb面接のメリット・デメリットから、やり方、おすすめツールまでをご紹介します。

web面接のメリット・デメリット

メリット1. 地方からの求職者とも積極的に面接できる

web面接で1番のメリットは、「場所を選ばない」ということです。

採用後の勤務自体は事務所だとしても、採用段階では地方にいる・地方在住で上京後の職を探しているという方はたくさんいます。そういう人に面接のためだけに遠距離を移動させるのは困難ですし、その往復ができないという理由で、良い人材を逃してしまうことにもなりかねません。

求職者の居場所を気にせず面接ができれば、それだけ幅広く良い人材に巡り会うことができるでしょう。

メリット2. 日程調整が気軽にできる

場所を選ばないということは、日時にもそれだけ選択肢が増えるということです。

短期間に集中して様々な会社と面接をする新卒はもちろん、中途採用でも何社か選考を抱えていたり、現職の都合など日程調整に頭を悩ませることは多々あります。web面接なら、往復の移動時間を考慮する必要がありませんので、それだけお互いの日程を合わせやすいと言えます。

メリット3. 場所の確保が容易

web面接に必要なものは、カメラ付きのPCとマイク付きのイヤフォンだけ。ある程度静かな場所が好まれるものではありますが、物理的にマンツーマンで隔離されるための会議室が必要な対面式の面接よりは、ずっと場所の確保が容易になります。

デメリット1. 対面より情報量が少ない

どうしても対面式に比べてweb面接は、表情や仕草、雰囲気といった情報が受け取りにくくなります。使用するツールの画質に依存するところもありますが、やはり対面だからこそ感じらるものが少なからず存在することは事実です。

もし不安を感じるようなら、採用初期段階はweb面接を利用し、最後は対面を導入するなど、工夫してみても良さそうです。

デメリット2. 相手のネット環境にも一定以上のクオリティが必要

web面接はリアルタイムな動画発信ですので、どうしても一定以上のクオリティのインターネット回線が必要になります。相手のネット環境が良くないと、面接の途中で映像が切れてしまったり、なかなか繋がらなかったりと満足な結果が得られなかったりすることも。

求職者には、あらかじめweb面接であること・それに耐えうるネット環境を準備しておいて欲しい旨も伝えておく必要があります。

デメリット3. 情報流出への配慮が必要

対面式の面接なら、他人が入ってこないようにするのは容易ですが、web面接の場合はもうひと手間の配慮が必要です。

例えばURL発行型のweb会議ツールを使った場合、面接に関係する人間以外にそのURLが漏れないようにする・1度使ったルームは破棄する・録画などする場合はデータの流出には十分に注意するなど、関係者には徹底して周知する必要があります。

やってみようweb面接!必要なものは何?

1. web面接ツール

通常web会議で使用するようなコミュニケーションツールでも事足りますが、採用面接用にセキュリティなど配慮された「web面接ツール」もたくさん作られています。求める機能やセキュリティレベル、利用料など含めて社内で検討してみましょう。

2. マイク付きイヤフォンまたはヘッドセット

音質的にはweb会議同様、スマートフォンに付属しているようなマイク付きイヤフォンでも十分です。ワイヤレスのヘッドセットで両手が使えるようにしたい、より高性能な集音マイクとスピーカーを使って、大勢で1人を面接したい、などニーズによって具体的に機種を選定すると良いでしょう。

おすすめ!web面接ツール3選

1.インタビューメーカー

web面接はもちろん、応募者の情報管理やスケジュール管理、募集媒体の管理などをひとつで一手に引き受けてくれます。面接者の情報をひとつにまとめ、面接中に表示することも可能。録画アーカイブやリアルタイムに表記できる評価シートも非常に便利です。

料金:39800円〜

インタビューメーカーの公式サイトへ

2.harutaka

応募者に対する設問登録や、チャットを使ったやりとり、録画面接などが可能。応募者を一覧管理して、選考の状況や様々なキーワードでソートする機能も搭載されています。応募者傾向や途中離脱などもデータ化して分析できますので、次の採用への効果的なステップを作成することができます。

料金:初期費用+月額利用料(都度相談)

harutaka公式サイトへ

3.BioGraph

アプリを使ってweb面接を行うツールです。企業から応募者への招待制となるので、応募者がアカウントを作成する必要がありません。スマートフォンでの利用も可能なので、応募者への負担を最小限に抑えることができるのが最大のメリットです。

企業側から、応募者のシステム動作環境を確認することができますので、面接時の通信トラブルを回避することも可能。SMSやGoogleカレンダーとの同期ができるところも魅力です。

BioGraphの公式サイトへ

料金:月額10000円〜

リモートワーク+web面接で、さらに多様な働き方に対応

リモートワークとweb面接、両方を導入できれば、人材募集の幅にも働き方にも大きな広がりが期待できます。また、天候や災害、伝染病など不測な事態への企業としての対応力も上がり、総合的な企業体力も底上げできるのではないでしょうか?

一度にそれほど多くの人間を採用しない・まずはweb面接を試験的に導入したいという方には、web会議ツールでの面接をおすすめします。リモートワークラボおすすめのweb会議ツールはこちらの記事で。

この記事を書いた人

土佐光見

リモートワーク研究所研究員・ライター。 webショップの企画運営、web制作、ディスクリプションライティングを経験し、フリーランスに。リモートで働く二児の母。趣味は読書、観劇、俳句。