実は別物!web会議とテレビ会議の違い、お教えします。

テレビ会議とweb会議、どう違うの?

テレビ会議は「多人数がひとつのハードウェアの前に集まって行う会議」、対してWeb会議は「個々のPCから、アプリやブラウザを使って、インターネット上で行う会議」。ハードが必要か否か、という面で大きな違いがあります。
テレビ会議にはどんなものが必要なのか? web会議にはどんなメリットがあるのか? 適したシチュエーションは?など、もう少し掘り下げてみましょう。

テレビ会議web会議
導入機器カメラ、マイク、スピーカなどの専用機器個人のカメラ付きPC(スマートフォン・タブレット端末)とマイク付きイヤフォン、トークツール
費用機器によっては高価専用機器は必要ないので比較的安価
機動性機器が大型の据え置き型なので、機動力は低いスマートフォンやタブレット端末でも可能なので、場所を選ばない
機能映像と音声のやりとりのみトークツールの拡張機能を使って、議事録の共同編集や資料の画面共有も可能

テレビ会議とは?

先述の通り、テレビ会議は「多人数がひとつのハードウェアの前に集まって行う会議」です。このため、ある程度の人数が収容でき、社内の雑音を遮断できる会議室と、会議のためのハードウェアが必要になります。

テレビ会議に必要なもの

テレビ会議を行うには、一般的にはマイク(音声機器)、カメラ(映像機器)、モニター(映像ディスプレイ)、スピーカー(出力機器)が最低限必要になります。また、3地点以上を同時に繋いで会議する際には、多地点接続装置の導入も考えた方が良いでしょう。

テレビ会議におすすめの機材

テレビ会議を行うには、一般的にはマイク(音声機器)、カメラ(映像機器)、モニター(映像ディスプレイ)、スピーカー(出力機器)が最低限必要になります。リモートワークラボおすすめのものをいくつかご紹介します。

サンワダイレクト 400-MC001

接続、操作がとてもシンプルです。1万円以下と安価ですが、見た目もかなりしっかりした印象。数センチですが、ヘッドの高さを変えることができます。

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Jabra スピーカーホン SPEAK 410

若干デザインの分かりにくさがありますが、非常に軽くコンパクトなので、持ち運びが簡単です。

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iBUFFALO 120°広角ガラスレンズ BSW20KM11BK

高画質というほどではありませんが、十分視聴に耐えうる映像です。軽量で操作しやすく、固定スタンドが便利です。

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テレビ会議のメリット・デメリット

集音マイクに大画面という方法ですので、1対多数の講演会や、遠距離で行われるセミナーの実況などに適しています。しかし、画面を見ながら会話をする以外の機能がないので、資料を共有したり議事録を共同編集したりするのには不向きです。実際に手を動かしながらの会議をしたい場合はweb会議の選択をおすすめします。

web会議とは?

web会議は、「個々のPCから、アプリやブラウザを使って、インターネット上で行う会議」。物理的に集まるのではなく、web上に用意された会議室にアクセスするというイメージです。高価なハードウェアは必要ありませんが、画面通話に耐えうるインターネット環境が必須となります。

web会議に必要なもの

web会議を行うには、カメラ付きのPC(スマートフォン・タブレット)、マイク付きのイヤフォンまたはヘッドセット、トーク用のソフトウェア、一定以上の速度が期待できるインターネット環境が必要です。
実際にweb会議に使うツールは、事前にアプリのインストールが必要なものから発行されたURLにアクセスするだけで通話できるものまで様々です。いつも使うツールを2つないし3つ決めておいて、登録すると良いでしょう。

web会議におすすめのツール

昨今注目を集めているweb会議ですが、トーク用のツールも数多く存在します。リモートワークラボではおすすめのweb会議ツールの、導入から使い方までをまとめた記事を随時更新中です。ぜひご参考に。

web会議のメリット・デメリット

リモート会議の最大のメリットは、「会議室の手配がいらない」ということです。お互いのPCを、ネット上で共有のスペースに繋ぐことさえできればすぐにでも始められるので、会議室の確保に奔走する必要も無くなるわけです。多くのツールはURLを共有するだけで、何人でも同時にアクセスして、顔を見ながら会議することができますし、画面共有などの機能も充実しています。

またリモート会議では、物理的な人の出入りが気にならないので、途中でちょっと意見を聞きたい人をカジュアルに連れてくることも可能ですし、興味がある人がふらりと傍聴に来ることも可能です。

しかし、一定以上の速度のインターネット環境でないと、映像や音声が途切れ途切れになったり、何度も落ちてしまったりというようなことになってしまいます。必ずスムーズに繋がる安定性から言えば、テレビ会議の方が安心と言えるでしょう。

web会議とテレビ会議、どちらがチームに適しているか

機動力や自由度から言えば、web会議が圧倒的に有効ですが、セミナーや説明会のような1対大勢の場合はテレビ会議の方が適していると言えます。

チームの状況や会議の規模や形式によって、上手に使い分けるのが得策です。あなたのチームが必要としている状況はどちらなのかよく考えて、テレビ会議とweb会議を効果的に使い分けてくださいね。

この記事を書いた人

土佐光見

リモートワーク研究所研究員・ライター。 webショップの企画運営、web制作、ディスクリプションライティングを経験し、フリーランスに。リモートで働く二児の母。趣味は読書、観劇、俳句。